保育環境

保育環境
●3歳以上児(3~5歳児)

3歳児以上児では、各年齢別のクラス(ぞう、うさぎ、ねこチーム)と異年齢混合のクラス(つき、ほし組)があり、
毎日二つのクラス編成を併用して保育を行っています。(指導計画保育をたてて行う主活動)
異年齢混合クラスの保育では、行事や家族で経験した出来事をもとにしたテーマから身近な社会の仕組み・やり取りを組み入れ、
仲間に伝えるため、記録するために書き記したり、場所や順序を示し、量を扱うために数字を用いたりと遊びの幅を広げています。
子ども・大人の対話を通してどんどん遊びの設定が変容していき、おおよそ1ヶ月~2ヶ月程度遊びは続きます。
年齢別クラスでは、音楽、文学、体育、芸術、総合・文学の側面からその年齢に応じた遊び活動を展開しています。
季節や場面に沿ったわらべ歌、豊富な絵本の読み聞かせ、園庭環境や遊具、基礎運動を利用した体力づくり、
少人数で指導する制作・絵画、園外保育にリンクした探索活動に力を入れています。
生活面においてはほとんどの時間を異年齢で過ごし、大人や年長児にお世話を介しながら生活に必要な身辺自立を進めています。
また、外部からは英語教室(月2回)、体操教室(月2回)を保育時間内に行っています。

●3歳未満児(0~2歳児)

3歳未満児では、より多くの「大人1対子ども1」の場面を作り出すため遊びの中から少人数の子どもを排泄や食事といった活動に
誘い合わる育児担当型をとり、子どもの発達に寄り沿う深く丁寧な援助を行っています。
また、より多くの1対1の場面を作り出すことにより、子ども個々の発達状況の理解と援助はもちろん、一人ひとりの子どもとの
場面に応じた質の高い言葉の応答を可能にし、話し言葉の獲得が円滑に行えるよう発達援助を行っています。
(注・・・上記は1歳児の日課ですが、一日の流れをイメージしやすいように実際の日課を少し動かしています)
1、2歳児では1グループに6人程度所属し、排泄、着脱・睡眠、散歩、食事を決まった担当者が援助します(0歳児は3人程度)。
食事は子ども3人づつ行うため1グループ2回の食事場面を設け、子どものリズムで食事時間を決めています。
遊びは、子どもが音や形に興味を持ち感覚等を刺激する木製の玩具や布製の手作りの玩具、衣服のボタンやスプーンの操作といった
生活に直結する技能の獲得へ導く操作遊び、身近な生活遊びを彩る可塑性のある素材(いろんなものに見立てることができる)
などを多く取り入れています。